やさしい起業の始めかた

ライフステージの変化は起業のはじまりかもよ⁉

”家庭的”をウリにするビジネスはコンセプトが大事じゃないのー

みなさん、こんにちは。

ビジネスのウリはいろいろありますが、今日は特に「家庭的な」ビジネスについてお話しします。
”家庭的な”をウリにするビジネスは、プライベートとビジネスの境界が曖昧になりがちです。
しっかりとしたコンセプトがなければ、客足が遠のくこともありますね。

先日、無添加で家庭的な味をウリにするAさんの「パンとピザ教室」に参加しました。
Aさんはインスタフォロワー1000人を誇る起業家です。覗かない手はない!ってことで行ってみました。
教室は、Aさんの自宅マンションのキッチン。家族が毎日使うそのキッチンを見て、ビジネス用途にはちょっと無理があるように感じました。

主な調理作業は普段使う流しの横。
ひとりで使うならOKのところに先生と参加者2人の大人3人はきつい。
片付けが苦手なのかな、物であふれかえっている。

でも、さすが料理人!ガス台のまわりに調味料が所狭しといっぱい。けど、Aさんのお気に入りにならなかった悲し気な調味料にほんのり埃が・・・。流しには今朝使ったお皿やコップ。生ゴミがのこったまま。
きっと今日の朝ご飯は、パンと目玉焼きとソーセージやね。
で、「朝、子どもがチーズ全部使って無いのぉ。ちょっと買ってきます」と待つこと30分。
・・・・・結局予定の2時間オーバーで終了。う~ん、もう次はないでぇ~(-_-;) 

無添加がウリですが、瓶の保存方法が、床におかれたまま。この前ニュースになった糸引く無添加マフィンの件もありますしね。

・・・・・家庭的ではありましたね。
しかし、大概の人は、普段の他人の家庭を体験したいのではありません。
ビジネスとしての”家庭的”をどう表現するか。家庭的な雰囲気は多くの人にとって魅力的ですが、ビジネスとして成功させるためには慎重なアプローチが必要です。プライベートが垣間見える家庭的というビジネスのコンセプトはしっかり組み立てましょう。

  • ・プロとしての品質を保ちつつ、家庭的な雰囲気を演出するバランスが重要です。
  • ・個人的なスペースとプロフェッショナリズムの間のプライバシーを守ること。
  • ・「家庭的」な体験の具体的なコンセプトを明確に伝え、顧客の期待と実際の体験のギャップを減らすこと。
  • ・ビジネスとしての機能性や快適さを確保するための環境と設備の整備。
  • ・顧客との親密な関係を築く一方で、適切な距離感を維持すること。

家庭的な要素をビジネスに取り入れることは、顧客に親近感を与える素晴らしい方法ですが、上記のポイントを考慮して適切にバランスを取ることが成功の鍵です。家庭的なビジネスが顧客にとって心地よい体験となるよう、細部にわたって気配りを忘れずにしましょ。

次回も、ビジネス成長のためのヒントをお届けしますので、お楽しみに!