やさしい起業の始めかた

ライフステージの変化は起業のはじまりかもよ⁉

嫌いなのに好かれたい!

本日の題名を見て、これ、「何?!変なの」と思うと同時に「わかるわ〜」と感じませんか?
 これは、私が大好きな心理学の分野で多数の本を出版されている石原加受子先生のある日のメルマガに書かれていた内容です。

この微妙な心理状態は、働いているとよく味わう感覚ですよね。わかるわ〜

 先生によると、この状況は心理的に理解できるそうです。
ズバリ!思考することがおろそかになっている状態(ストレスがMAX状態、体はもとより心が不安や悩みでMAXになっている時とか)そして、その根底にあるのは「傷つけられるかもしれない」という恐れから、嫌いな相手だけど、この人に傷つけられたくない   で、嫌いなのに近づいてしまうこの心理。
 そして先生は、その心理になる理由をいくつか書いていらっしゃいましたが、私がこれだなと思ったのは、

  • 私の嫌いな「あの人」も私のことが「嫌い」なはず。私が嫌いなのはOKだけど、相手が「(自分を)嫌いっ」てことは気になる、許しがたい・・・。
  • 嫌いだけど、嫌がらせをされるのが怖いから、親しくなれば、 自分に意地悪をしなくなるだろう、と思って近づく。
  • 相手から見下されたような、バカにされたような屈辱感が湧く。(だから、あなたと対等よ、もしくは「あなたより出来るわ」で応戦しようとする)

どうですか?もしかしたらあなたも「あっ!一緒、わかる〜」と思いません?

 先生は、この理由について”「嫌いな人」からは、嫌いにならない程度に距離を取るのが賢明な選択方法だと述べています。もしそれが「できない」というのであれば、本当はそこに自分の問題が潜んでいるのかもしれません”。と。

 どうしても、組織の中にいたり、組織のトップに立っていると、嫌い(苦手)な人だけど、顔を合わせて、話さなければなりません。
 ツライ・・・。でも、わざわざ仲良くしようと近づくことは必要ありませんよ。逆に相手も負担を感じますしね。
 けれど、そうは言ってられないのが世の常。
 どうするか?それは、私が尊敬する女性経営者から教えてもらったことは、
 「お客様に喜んでもらうために出来ることを考える」→ 同じ会社で働き、職責を果たし、顧客が喜んで商品を購入してもらい、利益を上げて、給与も上げること。そのために皆で「何ができるのか」を話し合う、その仲間でいいのです。どんな相手であろうと、わざわざ距離を取ることも、縮めることも必要ありません。皆でお客様へ目を向けること。 

 会社のトップである女性経営者の多くは、スタッフ全員とうまくやろうとする方が多いです。気もお金も使うばかり。その努力も素敵ですが、相性の問題もあることですしね。無理は禁物。
 だからこそ、「商品を購入してくれるお客様」に意識(気)を向ける方が、より上手くいきます。
 皆の共通の目的である会社のお客様にとって何ができるかに焦点を当てて全てのスタッフと同じように接してみる。
 これだけで、グ~んと気が軽くなりますよね