やさしい起業の始めかた

ライフステージの変化は起業のはじまりかもよ⁉

スタッフよ!会社で上司をお父さん、お母さんと呼ばないでね その訳は・・・・

 上司のことを「会社のお父さんですぅ~」「会社でのお母さんですぅ~」  っていう若手スタッフで、GWが終わったら、「銀行に行ってきます」といったきり帰って来ない人を幾人も見送ってきました。いずこへ・・・・

 〇〇のお父さん 〇〇のお母さん と若手スタッフに言われる上司も悪い気はしませんよね。けれど、この関係が長続きするのは、ごくわずかなんですよね。    

 その理由は簡単、お父さんとお母さんは家にいるので。
 しかし、彼ら彼女らは会社で優しく接してもらった態度を家で自分にしてくれた親からの愛情と同じと受け取ってしまっているか、または親がしてくれなかったやさしさに上司を親としてのポジションで見てしまっています。
 
 これ、 いい反面もあるのですが、長続きしないんですよね。
 なぜなら、会社には給与と雇用が存在するからです。どういうこと?
例えば、スタッフの不手際で発生した損失をローン返済や子どもの学費に忙しい世代が、会社のお父さんだから、お母さんだからって親代わりになって損失を埋めてくれるか?責任を負って代わりに退職するか? いえ、そんなことないですよね。
むしろ、あの子と関係ありません!(ピシッ)ってなりますよね、だって、大切な ”自分の家族” を守らないといけないんですから。
 
 また、忙しい世代も機嫌の良しあしもあります。期待通りの反応がなかった場合、スタッフもはじめは「そんな日もあるさ」・・なんて割り切れたものの、それが長く続くと少しつづ不安や心配、最悪の場合は憎悪に代わっていきます。
  会社には、優しい上司、厳しいけど優しい上司、むかつく上司、どっか行ってほしい上司などいろんな上司がいます。(経営者も上司ですよね。)
  上司や 経営者としては、経営で忙しいのに、スタッフ間の関係性まで管理できませんよね。管理する必要もありません。
 最近よく求人票に「アットホームな会社です!」って記載しているのを見かけますが、そんな会社ほど、設立年数が浅かったり、年齢層が偏っている傾向が強いですよね。(余談ですが、SNSで妙な小芝居してる会社とかね 「自分、ホンマ、オモンナイねん!」)
無理してアットホームな会社や雰囲気を作る必要ありませんよ。

 スタッフが求めるているのは、会社での居場所、そこに自分への期待、そして役にたっている実感、お客様に喜んでもらった時のうれしさを感じることなんです。それに、給与があがること。そのために上司や経営者はスタッフをどう配置して、どう導くか です。それでこそ、生活の糧を生み出す会社のお父さん、お母さんなのです。