やさしい起業の始めかた

ライフステージの変化は起業のはじまりかもよ⁉

杓子定規な数字と動く数字と大雑把な数字

 会社でも補助金をもらうにしても、どんな時でも行動目標に数字が掲げられます。
そんな時、
 だれとだれがやるんだ、どこでやるんだ、
 なにが必要なんだ、どうやって稼ぐんだ、
 だれが応援してくれるんだ、どういうリスクがあるんだ、
 いくらかけて、いくら儲かるんだ、
 いつごろまでになにができて、やがてはどうなるんだ?

あらゆる面を想定して考え、行動しますよね。そうでないと大切なお金もすぐに無くなってしまいます。
しかし、これまで誰も予想していなかったコロナ禍や、一瞬だけのバブル期の株価に遭遇したり、社内であの人が急にやめたりするなど、予想外の出来事は常に起こります。ビジネスを運営していると、数字の重みを日々感じます。
だからこそ、正確な数字を出し、それをクリアできるように努力し、できなかった場合には会社が傾き危機に瀕しますよね。

 このような状況下で、経営者や管理職として成功するためには、柔軟性が求められます。
特に、杓子定規な数字だけに依存するのではなく、状況に応じて動く数字、さらには大雑把な数字の見積もりを活用することも重要です。
たとえば、新しい市場に進出する際は、市場の大まかな規模や成長率を把握しておく必要がありますが、その数値は常に変動するため、適宜更新する柔軟性が必要です。

さらに、緊急事態が発生した際には、計画を速やかに見直し、必要な調整を行うことが経営の存続には不可欠です。予測不能なリスクに対しても、リスクマネジメント計画を立て、潜在的な損失を最小限に抑えるための準備をしておくべきです。

私の知る女性経営者の多くは一見のほほんとしていますし、時に「頭がお花畑って言われる~」ってお話しされていますが、いえいえ、どっこい、そんな彼女たちこそ、毎日数字の把握はすごいです。
で、数字の予測をたて、今すべきことにレッツゴーしています。
数字の管理のみならず、その行動力には毎度驚かされます。

結局のところ、ビジネスは数字で動いていますが、その数字をどのように解釈し、どのように活用するかが、経営者や管理職の賢明さを問われる点です。長年の勤務者ならではの洞察力、柔軟性、そして直感を活かして、不確実なビジネス環境の中でも舵を取ることが求められます。それによって、杓子定規な数字だけに依存するのではなく、変化に強い経営を実現できるのです。

数字に振り回されることなく、数字と生存する ってことですね。(*´з`)