やさしい起業の始めかた

ライフステージの変化は起業のはじまりかもよ⁉

「スタッフも自分の話しを聞いて欲しいのさ! 」

 

女性経営者のみなさん、こんにちは。外でも内でもいろいろあるのが日常ですよね。あぁ!今日、生ごみを出す日じゃありません?(笑)
 

 出社すれば、スタッフAさんから案件についていろいろ説明があります(若干の不満を含めながら)。
 次に、スタッフBさんが同じ案件について別の角度から説明をします(若干、Aさんへの不満を含めながら)。

「あぁ、話が長いな~」と思いつつ、ようやく自分の仕事に取り掛かった時、スタッフCさんがあなたに近づいてきます。ギャー!!!きっと同じ案件についてのことです。スタッフCさんが話しかけた時、「あ~、聞いてる!聞いてるよ!」「もう、わかってるから!」と。はぁ、これでやっと自分の仕事ができる...。これ、お気持ちわかります。あれもこれもしなければならないのに。しかし、これでスタッフA~Cさんから総スカンをくらいます。
 えぇ?スタッフCさんならまだしも、スタッフAさん、Bさんからもって、なんで?って思いますよね。
 
 なぜなら、スタッフのそれぞれが自分の意見や情報を大切にしているということです。彼ら彼女らは、自分たちの話をあなたにが聞いてくれる と感じることで、仕事への責任感やあなたへの信頼を増していきます。

 その一方で、忙しいあなたにとっては、すべての話をじっくり聞く時間がないことも事実です。ここで大切なのは、バランスを見つけること。そして、そのバランスを保ちながらも、スタッフ一人ひとりが大切にされていると感じるようなコミュニケーションを取ることが重要です。

「あぁ今は忙しいから、あとで声をかけるね」という一言は、その鍵を握っています。この一言には、二つの大きなメッセージが込められています。
一つ目は、「あなたの話を聞きたいと思っているよ」という配慮。
二つ目は、「今は集中しなければならない仕事があるけれど、後でちゃんと時間を作るからね」という約束です。

 このように、忙しい時でもスタッフの話を聞く姿勢を見せることで、スタッフは「社長は自分の話を聞いてくれるんだ」と感じることができます。これは、社内での信頼感を深めるだけでなく、チームワークを強化する上でも非常に効果的です。(年齢関係なく、人は自分の話しを聞いて欲しいのです)

 人は誰しも、自分の話を聞いてもらいたいと思っています。社長であるあなたからのほんの少しの気遣いと配慮が、従業員との関係をより良いものに変えることができるのです。社長業においては、経営手腕も大切ですが、それと同じくらい、あるいはそれ以上に、従業員とのコミュニケーション能力が求められます。難しいことではありません。ただ、心からの言葉と気持ちをもって接すること。それが、真のリーダーシップを示す道なのです。

社長!今日もスタッフの話しに耳を傾けてみて!