やさしい起業の始めかた

ライフステージの変化は起業のはじまりかもよ⁉

フリーダムに働く?それ、社長の勘違いかも!

今日は、オーナー企業の社長へ特にお伝えしたいのです。
オーナー企業によくあるあるのひとつに、「人事や従業員規則をなんとなく決めたくない」というのがあります。それには、それなりの理由があるんですよね。わかります。折角、起業したんだから、大手にない仕組みを作りたいですよね。
だけど、この"なんとなく"が、実は未来の大きなモメごとの種になるんです。

たとえば、
みんなで意見を出し合いながら役職なんか関係なく自由に働ける環境、それは一見理想的に見えますが、実は「自由すぎるがゆえの混乱」を招いていないでしょうか。
結局のところ、一人に業務が集中してしまったり、「えっ、そのタスク、私がやることになっていたんだ...」というような認識のズレが起こりがちです。これは、結局、ビジネスチャンスを自ら逃していることに他ならないのです。

 

労働裁量制を取り入れる会社も増えていますが、それにもバランスが必要。自由と責任は、手を取り合って進むべき二人三脚。スタッフに任せきりにしてしまうと、無理が生じ、疲弊してしまうことも。そしてそうなると、会社を支える大切な人材が離れていく原因になりかねません。

社長の皆さん、従業員と仲良し社長は素敵ですが、社員との健全な距離感を保ちつつ、しっかりとルールを設け、管理することが、結局は会社もスタッフも守ることにつながるんですよ。だからこそ、ちょっと面倒かもしれませんが、人事や従業員規則をしっかり決めること、これからのビジネスを豊かにするためにも、非常に大切なのです。

今日のお話が、みなさんの会社作りにとって、ひとつの気づきになれば幸いです。どんな小さな会社でも、ルールを大切にする心が、大きな成功への第一歩なのですから。