CMや紙面広告を見て、「へぇ~いいこと言ってるじゃん!」と感動した経験はありませんか?特に、企業の使命感、つまり「パーパス」が強調された広告には、深い響きがありますよね。私がナイキの広告が好きで、なんなら薄っすら涙目になるほど感動することもたびたびです。
そもそもパーパスとは?
パーパスとは、企業が社会に対して果たすべき役割や存在理由を指します。単に利益を追求するだけでなく、社会的な価値を提供することで、企業自身の価値も高めていくのです。
しかし、問題はそのパーパスが、従業員にどれだけ伝わっているか、という点です。パーパスが組織内で共有され、従業員一人ひとりに浸透していることが重要です。
(浸透について、ちょっと面白い記事がありました。リンクを貼っておきますね。
パーパスの浸透とは?
多くの企業では、人事部や人材開発部、社長室あたりの面々が「パーパス推進開発室」なんかを立ち上げて頑張っていますよね。
しかし、大企業になるほど地方支社や関連会社の従業員にとって、このパーパスは遠い存在になりがちです。「所詮、東京の中央がやってることでしょ?」 または「えぇ~聞いてないよ」もはやダチョウ倶楽部ですよ、ヤー!!
パーパスに限らず、企業が利益以外のことに力を入れると、従業員の関心は薄れがちです。特に年齢が上がるにつれ、その傾向は強まります。
だからこそ、もしあなたがパーパスの担当者なら
・しぶしぶでもいいから従業員にパーパス・プロジェクトに関わってもらう
・どんな反応があってどんなことがあったのかを含め、情報を発信し続ける
・あきらめいないこと
・続けること ではないでしょうか?
購買者にとって、さほどの”違い”がない商品を選ぶ決め手は、陳列棚の位置?デザイン?いろいろありますが、これからは企業のパーパスがそこに加わってきます。(フランスの若者たちはこの傾向が強いですね)
パーパスの浸透こそが、パーパスの存在意義です。みんながやっているからのパーパスでは意味がありません。
まずは、老いも若きも従業員をいかに巻き込むか?を考えてみては?