こんにちは、経営者の皆さん。
「こんだけ言ってるのになんでわかってくれないの?」と感じること、ありませんか?
自分が20代から50代のスタッフを抱えていた時、若いスタッフならまだしも、「50代でなんでやねん!」と年上のスタッフに自分の言うことが通じないと、イライラが止まりませんでした。なんで?なんで?と心の中で舌打ちしまくっていたら、やっぱり態度にでてしまい、当然スタッフとの関係もよろしくない状況になり、毎日が本当につらかったのなんのって。
なにより、一番辛かったのは、リーダーである自分がまとめる力がないと評価されたことです。(「アイツのせぇ~」どんだけ、恨んだことか)
心が荒んで真っ黒だった時、コーチングの先生からの一言が私を救いました。
「心の中で相手に向かって『許す!』と叫んで、その場から少し離れてみて!」と。
(この場合、許してやるぜっ!の意味です)驚くかもしれませんが、これが非常に効果的だったんです。
許すという行為は、
「一旦自分の心を落ち着かせる」
「相手を許す(許してやったぜぇ!オレ様が!)ことで自分に余裕ができる」
「ある意味(いい意味)で相手へのあきらめ」
を意味します。
これで、「なぜ理解できないのか」と相手を責めることも、何より伝えきれない自分を責めることがなくなります。自分を責めるのは一番無駄な行為です。
もう、自分に優しくしていいんじゃない?
だって、あなたは誰より一番忙しく、誰よりも頑張っているからです。
しかし、その頑張り方、そろそろ変えてみませんか?忙しいとつい自分一人で何とかしようとしますが、一人で頑張るやり方から脱却し、スタッフとの関係を深め、彼らを動かして成果を出す方法にシフトする時が来ています。
そっちの方が、あなたがやりたい仕事により集中できますし、より大きな仕事ができます!
スタッフも個性それぞれです。自分から考えて動けるスタッフは少なく、多くは指示を待っています。そのため、指示を出す際には、「なぜそれが必要なのか」を明確に伝えることがカギとなります。開かれたコミュニケーションを促進するために、定期的なフィードバックセッションやミーティングを設け、スタッフが自由に意見を言える環境を整える時間を少しとってみてくださいね。
頑張る人ほど「自分を責める」傾向が強いんです。責任感も強いんです。
けれど、もうその頑張りと責任感はスタッフとシェアしていきましょ。
みんなどこかで期待されていたいのですから。